本祭前は3週間合宿も~「第47回一橋祭」一橋大学②

      2017/09/01

11月4日から11月6日まで3日間の予定で開催される一橋大学「第47回一橋祭」。その裏には、夏休みを返上して、日夜、努力している実行委員の姿がある。どんな人たちがやっているのか。まずは一橋祭運営委員会運営委員長、社会学部3年の山口豪輝さんを紹介する。

——委員長のお仕事について教えてください
委員長として細かい業務があるわけではなく、基本的にはフリーであることが仕事であると考えています。また会議での進行を行い、そこで出る提案の採用不採用の最終判断を毎週行っています。委員会としての大きな方針を決める時は、3年生全体で決定はするけれど、常に中心にいて決断をしなければなりません。直前期は本部に基本的に常時待機しています。委員では本祭3週間前から集合合宿期と定め、委員は本部に朝9時に集合して、授業以外はタスクをこなす、という期間にしています。その期間の委員68人の動きは全て委員長である僕が毎日決めています。その管理や、一橋祭当日の全員の動きも僕が管理します。

運営委員長の山口さん。一橋祭への熱い思いを語ってくれた。

運営委員長の山口さん。一橋祭への熱い思いを語ってくれた。

——委員長として大変なことは何ですか?
一橋祭運営委員は多数決で運営されていません。先ほど述べた通り、全ての決断が自分にきます。批判や責任は最終的には自分がもつので、そのプレッシャーは大きいです。
——逆に嬉しかった瞬間などありますか?
委員長は最終的には本祭を無事終えて、後輩に引きついで行く事までが、業務だと思います。まだ僕の業務は完結していなくて、本当のよろこび、というのはあまり感じていません。ただ段々と作り上げられる一橋祭の形を見ていると、寿命を感じるとともに嬉しい気持ちになります。
——一橋祭の魅力はどこですか?
まだまだ進化できる部分が多いところですね。どの部分が「のびしろ」なのかというのは人によって異なると思いますが、確実に存在しています。そこを自分らの考えと動きによってどんどん埋めていき、高みへ近づけているのは大きな魅力ですね。これは委員会をやる事の魅力でもあるかなと思います。毎年の進化は来場者の方に完璧には伝わらないと思いますが(笑)。
——最後に理想の委員長像を教えください。
委員長としての寿命は近いですが、次の世代に対して、思いを上手に伝えたいです。僕らの代は地域密着を高める、いろいろな団体が参加できる新しい企画を作る等で一橋祭を進化させました。そういった先代の努力と、未だ潜む「のびしろ」の存在をガミガミ上から言うのではなく、うまく背中で語れるような委員長になれればと思います。

次は案内装飾分科会チーフ、商学部3年の片山慶美さんを紹介する。
——担当のお仕事について教えて下さい。
わたしがチーフを行っている広報局・案内装飾分科会は、全て1年生の担当です。私自身はモノを作るわけではなく、1年生が門の担当になったり、ステージバックを作ったりしています。私はそれらの監督で、1年生が持ち込んだデザインの修正や、立体物の安全性や構造面への助言を行っています。

巨大な案内看板と片山さん。

巨大な案内看板と片山さん。

——チーフとして仕事上大変なことは何ですか?
私自身がデザイン科や建築科の人間というわけではないので、自分の直感や過去の情報を参考にしながらのアドバイスになるので、そこが非常に難しいですね。
——どういった時にやりがいを感じますか?
完成した装飾を、1年生が納得の上で「良かった!」と言ってもらえる瞬間ですね。また正門の大きな装飾をみた学内生が、写真を撮ってSNSにアップし、学園祭が近づいてるな、とかいいデザインだねとコメントをしているのを目の当たりにすると、やりがいを感じますね。
——委員会に入って良かったなと思えることは何ですか?
先ほどの装飾のチーフ以外にも、教員の方々や、OBOG、地域の方など様々な人と関わることができました。これは普通の大学生活では味わえない、実行委員会ならではの体験だと思います。

最後に副委員長兼参加団体対応責任者、社会学部3年の岡田航汰さんを紹介する。
——具体的なお仕事を教えてください
参加団体の方が一橋祭に参加する際のルールの整備、あとは実際に受け入れるとなった際のやりとりの統括行っています。また一橋大学とのキャンパスの使用への対応も請け負っています。その他にもマスコミや、他の団体とのコネクトも引き受けています。
——仕事上の苦労はありますか?
僕の仕事は基本トラブルシューターなので、苦労することが発生する=自分の仕事があるということに繋がります。仕事ができたぞ!というのは、何か悪いことが起きている状態ですので、取り立てて仕事上の苦労はありませんね。

撮影時人が通り少し恥ずかしそうな岡田さん。

撮影時人が通り少し恥ずかしそうな岡田さん。

—喜びを感じる瞬間は何ですか?
僕の役職は参加団体と密な関係にあります。ややこしい事象を抱えている企画というのは逆を言えばすごく可能性のある企画であったりとか、面白い企画であったりとか、思い入れのある企画である場合が多いです。なので僕が参加団体に直接出向く場合というのは、それは例年とは違う何かことをやりたいと思った参加団体の人です。参加団体の顔が見える役職なので、一橋祭でこんな面白いことをしようと思っている人がいるのだなと分かる瞬間は嬉しく思いますね。
——最後に岡田さんの考える一橋祭の魅力を教えてください
僕らが一橋祭に愛着があるのは当たり前ですが、同じように他の団体さんもその愛着を持っていると思います。ある団体は引退公演に本祭を選んでいたりします。その思い出の強さや濃淡はどこも違いますが、全員が思い出を作れるのは一橋祭の大きな魅力なのではと思います

 

取材・文 青山学院大学3年 大嶋一平

 - 2016, Archive, ikkyosai_hitotubashidaigaku